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【名作】あの下町ロケットに最新作登場!下町ロケット ゴースト書評。

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主な登場人物

佃 航平

佃製作所社長で下町ロケットシリーズの主人公的存在。

父親の死をきっかけに社長へ就任。

目先の利益には目もくれず、困っている人をほっとけない性格。

今作ではその「性格」が吉と出るか凶出るか、、、

 

殿村 直弘

佃製作所の経理部長。元銀行員。

今作では殿村の物語もあり、注目の男。

実家は300年続くコメ農家である。実家での父親とのやり取りや殿村自身の葛藤も見所。

 

的場 俊一

帝国重工次期社長の最有力候補。

所々で物語の核に迫る描写もあり、目が離せない人物である。

どうやら過去に何かあったようだ。

 

伊丹 大

ギアゴーストの社長。元帝国重工社員。

今作において超重要キャラの一人。

 

島津 裕

ギアゴースト副社長。元帝国重工社員。

伊丹と同じく重要なキャラである。

 

中川 京一

ケーマシナリーと関わりのある弁護士。

この弁護士、とんでもないことをやらかすのである。

 

神谷 修一

佃製作所の顧問弁護士。

とても優秀な弁護士で佃社長からは絶大な信頼がある。

 

 

主な登場企業

帝国重工

下町ロケット内では言わずと知れた大企業。

「スターダスト計画」をはじめとする宇宙航空事業に力を入れていた。

だが、本作では営業不振に悩まされているようである。

 

佃製作所とも深い関わりのある企業。

 

ヤマタニ

佃製作所の取引先の農機具メーカー。

物語の序盤から登場し佃社長とやりとりを。。

果たしてどんな「やりとり」なのか?

 

ダイダロス

ヤマタニの新取引先。

安さを売りに業績をのばしているメーカーである。

佃製作所のライバル的存在として登場。

さらに、物語中盤以降には何やら重要な立場で関与。

 

あの帝国重工ともつながりがあるらしいが、、

 

ギアゴースト

創業5年のベンチャー企業。

ヤマタニの新取引先候補らしいが、この企業の実態はいかに、、、

社長は元帝国重工の社員だったとか。

どうやら物語の核となる企業のようだ。 

 

 

ケーマシナリー

大手トランスミッションメーカー。

だが、ただのメーカーではなさそうである。

この会社の動向には目が離せない。

 

池井戸潤 の 下町ロケット とは?

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シリーズ第1作となる下町ロケットは、第145回直木賞受賞作品として有名である。

 

もともと宇宙に打ち上げるロケットに関する技術者だった佃航平が、実父の死をきっかけに家業の佃製作所を継いだところから物語はスタートする。

 

慣れない社長業を通して、大企業の理不尽かつ身勝手な取引従業員とのリアルな人間関係を経験し、人間としても社長としても成長していく物語は読みどころ満載である。

 

ロケットに対する想いが、佃社長や佃製作所の従業員、取引先の重役を変えていくストーリーで読者を下町ロケットの世界へと引き込んでいく。

 

舞台はものづくりの会社であるが、

 

ものづくりを通して仕事とはなんなのか?

 

どんな姿勢で仕事と向き合っていくべきなのか?

 

など、リアルな世界で活かせるような物語となっている。

 

控えめに言って、めっっっっっっちゃ勉強になる本である。

 

同シリーズには、

 

下町ロケット

下町ロケット ガウディ計画

 

がある。

 

 

   

新作の「下町ロケット ゴースト」の物語は?

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今回の物語は、佃製作所に関わる企業や人物にもフォーカスされたストーリーが用意されている。

 

佃製作所の新事業「トランスミッションメーカー」として進み出したとき、ライバルとなる企業やパートナーとなる企業の闇や過去が次々とあらわになる物語は目が離せず引き込まれる。

 

ベンチャー企業のギアゴースト創始者の壮絶な過去とは?

 

ダイダロスと帝国重工のつながりとは?

 

今作の台風の目、ケーマシナリーのやり口とは?

 

そんな企業と佃製作所はどんな関わりがあるのか?

 

ただの小説ではない人間味あふれるストーリーが満載の作品だ。

総評

 

仕事に対しての向き合い方

人間関係に悩んでいる方

そもそも仕事とはなんだろうって方

 

こんな方々はオススメのシリーズが下町ロケット。

 

読んだそのときから自分の仕事に対する思い、

お客様に対する接し方、

仕事への向き合い方が変わる作品。

 

ぜひ、お盆前に読んでみては、、、